Surface Pro 8へ買い替え。人を選ぶモノだが本当に必要な機能があれば買えばいい。Surface Pro 3からの乗り換えレビュー。

Surface Pro 9もすでに発売されていますが、8から9はスペック進化という形なので基本変わらないです。

2014年にSurface Pro 3を買ってから早幾年、遅ればせながらSurface Pro 8を購入しました。

Surface Pro 3は年数が経った割には元気に動いていましたが、メモリ8GBなのがネックとなりメモリ使用量が上限に張り付いたままな事が多くなっており。(なんせブラウザを開いているだけでどんどんメモリを使用する)

さすがにそろそろ作業するにも厳しいなーと思っていたところでした。発売から買うまで3か月くらい結果悩んだのですが買って正解だったと思います。

自分が買ったのはこちら

5年は使うぞ!と思ったのでメモリを32GBにしました。SSDが自動的に1TBになり16GBとの値段差がかなり出るので買うまでしばらく悩みました。仕事で使うのでその分稼ぐぞ!という決意も込めての決断です。

個人的には16GBは最低限のスペックと思っているので16GBは選んでください。8GBではブラウザだけでメモリかつかつになってしまいます。

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Surface Pro 8がおすすめな人はこんな人

Surface Pro 8自体は万人におすすめするノート?PCではないと思います。以下のような人に当てはまる人にはおすすめです。大体そんな感じなのが私です。

  • タブレットモードでプレゼンや発表する機会がありそうな人
  • イラストやデザイン、書類に書き込みにペンを使いたい人
  • 出先で軽量で高性能なWindows PCでOfficeが欲しい人

タブレットモードでプレゼン・発表する人

小人数で会議しているときに資料を見せながら実演したり、Googleストリートビューなどを見せながら動かしたりする人にはタブレットモードがあると便利です。

キーボードを画面裏までもっていけばキーボードが誤反応することもありません。

キーボードを裏へ回すと反応しなくなる

この部分だけを見ればLonovoのYOGAシリーズみたいなのでも良いかもしれませんね。

イラストやデザイン、書類への書き込みにペンを使いたい人

Surfaceスリムペン2付きのキーボードを買う必要がありますが、ペンが便利です。

ペンがキーボードと画面の間に格納されるようになるので、ペンを無くす心配がかなりなくなりました。

ペンの格納状態

Surface Pro 3とかiPad miniとかで何度ペンを無くしたことか。ちゃんと格納されているという安心感。

ついでに充電もされています。

Surface Pro 8から従来のキーボードから変更があり、Surface Pro Xのキーボードと規格が同じになったからのようです。

第2世代のSurfaceスリムペン2は誘導信号という新しい機能が備わっており、モーターを動かすことによってツルツルの画面でもまるで紙の上で書いているかのような触覚でペンを利用できます。誘導信号自体は別名で言うとハプティックフィードバックともいいます。

対応しているアプリがまだまだ少ないのですが、店頭で一度体感してみてください。

Microsoft Whiteboardというアプリが対応済みです。個人的にはCLIP STUDIO PAINTに対応してくれるのを心待ちにしています。

イメージとしてはペン先が削れないペーパーライクフィルムを貼っているようなものと思ってください。

イラストは専門ではありませんが、触った感じApple Pencil第1世代との差もほとんどわかりませんでした。

描いてる限りは十分です。

PDFに書き込みをする場合もDrawboard PDFというアプリケーションに取り込んでしまえばペンで書き込みすることができます。個人的にはこれはかなり便利です。

Drawboard PDFでのPDFへの書き込み

出先で全部乗せ高性能なWindows PCでOfficeが欲しい人

Windows PCにこだわりが無ければ、M1 Macbook Airあたりを買うのがコスパ的にはおすすめです。

しかし持ち帰りの仕事があったり、出張でPCを持ち運ぶ、しかも仕事ではWindows PCでないと困る。みたいな事が多々あると思います。

しかも性能が高くペンが使えてグレードに関わらずOfficeがついているものとなると選択肢が限られてきますよね。

出先で中途半端なPCで作業すると時間を取られてイライラしますよね。

最新でしかもメモリを多く積んでおけば出先でのイライラも少なくなります。

クライアントに取り込んだ資料を見せながら書き込みをしたりするのも良いですね。

おすすめはこちら

Surface Pro 8のポイント

普通のノートPCからSurface Pro が選択肢にあがる人は2in1だったりペンに興味がある人が多いと思うので「これはいいぞ。」「ここはもうちょっと。」な点をあげていきたいと思います。

タブレットモードとノートPCモードの2in1

全部入りのSurface Proシリーズ。基本これのためにあるような感じです。

キーボードを裏返すなり外して会議室でプレゼンしたり、通常のノートPCのように使ったり。

ペンや指によるタッチを用いてタブレットのように利用したり。

普通にノートPCが欲しいとか、タブレットで十分な人にはおすすめしない製品です。

タブレットが欲しい人でこの機種が候補に挙がるならiPad Proで十分だと思います。

ノートPCが欲しいなら性能と価格で選んでLIFEBOOKあたりがおすすめです。

今回正直こっちと悩みました。

しかし俺はペンを使うんだああああああ!とSurface Pro8にしました。

モバイル性

Surface Pro 3からの乗り換えなのでタイプカバーなしでSurface Pro 3が641gで、Surface Pro 8が891gとなり重さにそこそこ差があります。Surface Pro 8にキーボードとペンを付けると1.2kg弱なので軽いほうとは言えそこそこの重量がします。

参考ですがMacbook Airが1.29kgです。

基本的にカバンに入れて運ぶと思いますが、ペンを格納している部分が出っ張っていてそこに指をかけると持ちやすいのでオフィス内で持ち運びするときに便利な部分です。

ペン格納部分のふくらみのグリップが良い

キーボード

縦横比がSurface Pro Xと同じになったとともにキーボードもSurface Pro Xと同じ形(もちろんキーボード自体は新型)になったようです。手触りは毛足の短い絨毯みたいな感じでよい手触りです。

汚れが繊維の中に入りそうなのは少し心配です。粉粉したお菓子を持った子供たちに恐怖を抱きますw

キーボードも使いやすいです。(慣れの部分も大きい

ベコベコしたキーボードかな?と思いがちですが、押した感じもそれほど変な感じもなくキーピッチも標準的なサイズのようです。

慣れもありますが、個人的には打ちやすい感じです。斜めの角度が丁度よい感じです。

元々Surface Pro3使いという事もあるので差し引いて考えた方が良いかも。慣れというのは大きい。

ひとつだけ個人的に残念なのが、Windows11になってタスクバーが下にしか配置できなくなりました。

そのためキーボードとタスクバーのWinマークが干渉して押しにくくなっています。

ExplorerPatcherというソフトをインストールすることで、タスクバーを従来のように左において回避しています。インストールは自己責任でお願いします。

ExplorerPatcherでタスクバーを左に

これでタスクバーを下以外へ設定

新しいペンとその収納方法

キーボードの変化とともにSurface Pro Xと同じ収納方法になりました。本体とキーボードの接続部に格納されるようになり、カバンの中で見失ったり落としたりが無くなりました。

個人的には革命レベルで便利な収納法です。キーボードのマグネットが多少強めですが本当に無くさない…!

ペン自体は少し平べったいので好みはあると思います。

モニター

今回のモニターの強化ポイントとしては120Hz対応とモニタの縦横比2:3かと思います。

120Hzは設定で有効にする必要がありますが、ブラウザ等のスクロールの滑らかさが違います。スマホでも120Hzで滑らかになってきてるのでPCだけ60Hzのままではカクカクしてるのは残念な感じですよね。

モニタの縦横比が2:3になることによって各種作業がやりやすくなるのと、Windowsのリボンインターフェイスが縦の解像度を使用するので狭くなりやすいのを防げて良いと思っています。

ディスプレイ設定で解像度を150%程度にはしておかないと文字が小さすぎて見辛いです。このあたりはお好みで。

2:3の縦横比さいこー

横長画面が多い中でこの縦横比は最高です。

拡張性

USB-Cが2個のみになり内容としてはTunderbolt4 & USB4.0になりました。USB-Cでも充電ができます。従来のUSB-Aがなくなってしまったので、USB-Aの有線マウスを使ってる身としてはどうしよう?と思ったのですが、ダイソーの変換アダプタが110円(税込み)で電気モノ売り場にあるのでそれを使っています。

MicroSDがなくなりましたが、SSDの大容量化もしてきているので無くてもいいかな。必要な場合はカードリーダー機能付きUSBハブを購入するのがよさそうです。

SSDは比較的簡単にアクセスでき交換可能です。初めから1TBのモノを買ったので必要なかったので参考記事をどうぞ。

SSD交換の参考記事

メモリ32GB選択可

Surface Pro 7まではメモリ32GBを選択できなかったのですが(Surface Pro 7+から選べるように)、今回からメモリ32GBを選択できるようになりました。最近のCPU等は数年使っても十分使用できるスペックですが、メモリだけは最低16GB、できれば32GBにしたいと思い今回は32GBを選択しました。ブラウザ使ってるだけで使用メモリが10GBを超えてきちゃうので。

ブラウザだけでメモリ10GB以上使用

奮発してメモリ量32GBと多くしたので、5年は使えるといいなあ。

ゲーム

以前に比べ強化された内蔵GPU(Intel Iris Xe グラフィックシリーズ)があるとはいえ、正直最新のゲームには向いていません

SurfaceシリーズでPCゲームもと考えるのであればSurface Bookシリーズ(それでもあくまでノートPCの範疇)にするか、外付けGPUBOXを付けましょう。

PCゲームがメインならノートPCよりデスクトップのゲーミングPCを買うのが一番です。

しかし今はGPUが超高いのでなかなかトゥライ。

おすすめのスペック選択

私のおすすめ条件は下記1点だけです。

  • メモリ16GB以上!

こういう方におすすめと書いたように、ペンを使ったり2in1としてタブレットやノートPCとして使わない人にはお勧めしません。

メモリは必ず16GB以上にしてください。基本が高級品なので8GBを選ぶ意味はないと言っていいレベルです。勿体ないです。

本体がプラチナとグラファイトの2色、キーボードがブラック・ポピーレッド・プラチナ・アイスブルーの4色で計8パターンが選べます。お好みでどうぞ。自分は単純にアイスブルーのキーボードが安かったのでアイスブルーにしました。キーボードが16色とか選べると楽しいんですけど、素材的に難しいんだろうか?

最後に再度おすすめな人にむけての結び

Surface Pro 8は個人的には超満足なアイテムです。

しかし人を選びます。

  • タブレットモードでプレゼンや発表する機会がありそうな人
  • イラストやデザイン、書類に書き込みにペンを使いたい人
  • 出先で軽量で高性能なWindows PCでOfficeが欲しい人

上記のような人にはぜひおすすめしたいので検討してみてくださいね。

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